第2章 初恋は甘い甘い蛇の毒♪
-教室-
「はぁ~」
授業が終わって盛大なため息をつく
時間って進んで欲しくない時に限って
早く進むんだよね
「リョーマ?どうしたんだよ、ため息なんてお前らしくないじゃん」
「鴻汰」
クラスメイトの鴻汰
女子の間じゃ大分モテる顔なのに
気取らない性格だから俺も、好きなタイプだ
「なんでもない」
さすがに海堂先輩に告られて困ってるなんて言えないし...
「そういえば3年の先輩がお前の事呼んでたぞ?」
「なんで?」
「さぁ?理科準備室で待ってるってさ」
「ふーん」
さして興味は無かったけど
行かないわけにもいかないし俺は理科準備室に向かった