第2章 一歩
部屋に入るなり、ビックリしてる忠義
忠義「え?ベッド、1個?」
『ダブル3つにしたんやってさ』
忠義「あ、俺。ソファーで寝るわ」
『う、うん・・・』
しばらく沈黙の時間が流れた
部屋の電話が鳴った
『はい。』
オカン「あー。あん。ご飯19時やから、お風呂いっときやー。私も行くから」
『あー。わかった。』
その後
『ご飯19時やって。それまでに、お風呂入ったらって』
忠義「そうなんや。どうする?あ、家族風呂やってー」
『そんなん入らんし』
忠義「え?あー。入らへんよー。あ、露天風呂。行こう」
『うん』
準備して、お風呂の前で別れた
忠義「先、部屋戻るから鍵持っとくわ」
『うん。じゃー』
露天風呂で、オカンに会うた
オカン「どうなん?忠義くんと」
『どうって・・・』
オカン「あんたら両想いやと思ってたねんけどなぁ」
『そんなわけないよ』
オカン「あ!!子供とかまだ作らんといてな!!高校だけは、最低限卒業してな」
『するわけないやん・・・』
オカン「ふーん。あ、奥さんー」
そう言って、忠義のオカンを見つけてどっか行った
あ・・・亮くん。今日は、連絡してへん。
部屋戻ったらしてみよう
あたしは、亮くんの彼女
自分に言い聞かした
お風呂を出て、部屋に戻った
ベッドの上に放置してた携帯
忠義「めっちゃ鳴ってたよー」
『え?』
そう思って見たら、亮くんやった
電話や・・・
外に出てかけてみた
『あ、どうしたん?』
錦戸「何回もごめん。何してるかなーって」
『お風呂入ってた。露天風呂めっちゃ気持ち良かったー』
錦戸「そうなんや。大倉も旅行行ってるみたいで、バイトめっちゃ忙しかったわー」
『そ、そうなんや。』
錦戸「もしかして、一緒?」
『う、うん・・・親同士が仲良くてさ。あたしも今朝まで知らんかったっていう・・・』
錦戸「そうなんや。ま、また連絡するわ。俺も、戻らなあかんし」
『頑張ってね。じゃーね』
電話を切って、あたしは、携帯を見つめてた