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幼馴染み

第2章 一歩






しばらくして


忠義「かき氷食べへん?」


『うん。』


忠義「そんな顔したら、可愛くないで?」


『元々可愛くないし』


忠義「あははー。」




あたしが、何も言わんとかき氷を買ってくれた



あたしの好きないちごみるくのかき氷




こういうのん。



やっぱ忠義が好きやなって思ってしまう




最低やな。あたし。






テーブルで、向かい合って食べた



お互い舌の色とか確認して



笑った




心の距離が、ちょっと近くなった気がした





忠義「浮き輪借りる?」


『うん。』


忠義「あん、泳がれへんもんな?」


『うるさい』





浮き輪を借りて、海に入った



『冷たいー。お腹冷えるー』


忠義「明日、ヤバいな。笑」


『ちょっ。忠義ー。待ってー』


忠義「早くおいでー」


そう言いながら、待ってくれる



泳ぐの下手くそなあたしの浮き輪を掴んで沖に

連れて行ってくれた





忠義「やっぱ変わってへんなぁー」


『うるさい。去年より痩せたし!!』


忠義「え?そうなん?」


『別に気付いてくれんでいいし』


忠義「怒るんやったら、放って行くわ」


『あかん!無理。』




笑いながらもちゃんと砂浜までちゃんと連れて行ってくれた



忠義「疲れたー。」


『ありがとう』


忠義「いいよー。」





浮き輪を返して、オカンの元に帰った



「そろそろ、ホテル行こうかー」


その一言で、片づけてホテルに向かった





ホテルのフロントー



忠義のオトンが、鍵を配ってた


それを見ながら、オカンに付いて行こうとしたら


オカン「あ、あんは、忠義くんと一緒やで」


『は???』


オカン「ちょっと、間違ってん。ダブル3つにしてもてなー。あははー。じゃっ。鍵は、忠義くん持ってると思うから」




それだけ言うて去って行った



あのー・・・



あんたら親は、あたしら高校生って知ってます?



しかも、ダブルって・・・





茫然としてたら



忠義「俺らこっち。」


そう言って、部屋に案内してくれた











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