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幼馴染み

第2章 一歩






亮くんと付き合った




実感は、ない




でも、生活はちょっとずつ変わり始めた



忠義には、もう起こしに行かんって伝えた





朝は、一人で駅に行って電車に乗って

亮くんに会い、教室まで一緒に行く




帰りは、モモも一緒に亮くんと3人で帰ったりもする



あたしの中で、忠義という存在がちょっと少なくなってた






ある日―


家に帰ったら、オカンが


オカン「週末の旅行、水着いるでー。海行くでー」


『え?聞いてへんで。旅行なんか』


オカン「ほんま?聞いてへんかった?週末。旅行行くから。」


『めっちゃ急やん。水着買いに行かな・・・』


オカン「ほな、行こう。まだ5時やし。な?」





そのままオカンと水着を買いに行った





そして迎えた週末―



予想せんかったことが起こった




オカン「用意出来たー?」


『うん。いけるー。』


オトン「あ、来た来たー。」


『え?』




もしかしてって思って、外見たら


忠義の家の車



うそやん・・・



最悪・・・





忠義・母「おはよう。あんちゃん。」


『おはよう・・・』


忠義・母「テンション低いんやん?どうしたん?」


『いや・・・』


オカン「あん、一番後ろやで。忠義くんと乗ってな」





あたしの返事を待たずして、奥に乗らされた



『おはよう』


忠義「おはよう。」




会話は、これだけ・・・



前みたいに続くことは、なかった


お互い、壁が出来てた







2時間ほどで、海に着いた


バーベキューをして、みんなでワイワイ



って、してんのは、親だけやけど・・・




あたしと忠義は、端と端に座り、話すこともなかった




オカン「あ、せっかく水着買うたんやし、忠義くんと海入っといでよー」


忠義・母「めっちゃ可愛いやん。忠義と行っといでー」


オカン「ほら、去年も、一緒に泳いでたやん」




忠義「行く?」


『うん・・・』


忠義「仕方なくその場を離れた」



お互い会話もなく、砂浜を歩いた




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