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幼馴染み

第1章 あたしと忠義





後日―


錦戸くんから連絡が来た


「あんちゃんって呼んでもいい?」


「俺のこと亮でええから」


「今度いつバイト休み?」



そんなやりとりをした



あたしは、「亮くん」って呼ぶこと

次のバイトが休みは、土曜日やから

その日に遊ぶ約束をした





忠義は、あたしのこと


ただの幼馴染としか思ってへん




絶対に





そう思えば思うほど


悲しくなる



半分やけ





忠義なんか嫌いになってやる!!




そう思い始めてた







でもさ・・・


家族同士仲良いし



忠義をさけることなんか出来んかった






その日もいつも通り忠義を起こしに家に行った


『忠義ーーー!!起きてる?』


そう声をかけてドアを開けようとした




忠義「待ってー。」


そう聞こえた



部屋の中では、忠義の声が聞こえた



「え?オカンやで?〇〇ちゃんも学校やろ?また電話する。じゃーねー」



あたし・・・オカンちゃうし・・・





忠義の部屋のドアの目の前で、Uターンした




1人で走って駅に行って



いつもより1本早い電車に乗った







息を切らして電車に乗り込んだら



「あんちゃん?」



そう声をかけられて、見て見たら亮くんやった




『おはよう・・・』


錦戸「おはよう。いける?めっちゃ息切れてんやん。あ、これ飲む?」


『ありがとう・・・』




そう言って、錦戸くんが手に持ってたお茶を貰った



錦戸「どうしたん?まだ余裕あんで?」


『うん。ちょっと・・・』





錦戸くんと喋りながら教室まで行った




先に来てたモモがビックリしてた





席に着くとモモが来た



モモ「どうしたん!?え!?」


『もう無理かもしれん・・・』


そう言って、今朝の事を話した





『もう頑張って嫌いになる!!』


モモ「ほんまに、それでいいん?」


『いい!!亮くんと遊ぶ約束もしたし!!』


モモ「後悔だけは、しいなや?」


『うん!!』






モモの最後の言葉



めっちゃ引っかかった









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