第3章 存在
お昼休み―
ドアのとこから忠義が呼んでくる^^;
「あん―。あん―。」
クラスの女子は、あたしの方を睨みつけて来る
モモと一緒に居てたけど
モモが「ほら、カレシが呼んでるでー」って茶化して来るから
仕方なく、忠義の元に行った
『どうしたん?』
忠義「会いたくなった」
そんなことデカい声で言うから
女子から悲鳴が上がった
『はぁ・・・』
忠義「どうしたん?」
『ううん。』
忠義「不満そうやで?」
『そうじゃないけど・・・』
忠義「チューする?」
またデカい声で言うから
次は、シーンってなった
『あほ』
忠義「えー!!また言う。そやって」
『だからな・・・』
忠義「非常階段行こう」
『ちょっ!!』
手を引かれて、非常階段に行った
忠義「なぁー亮ちゃんと非常階段で何してたん?」
『何もしてへんよ』
忠義「ほんまー?あんなことやこんなことしてへん?」
『してません!!』
忠義「ふーん・・・」
『めっちゃ疑いの目してんで』
そのままあたしの目を見てキスした
『ちょっ・・・んっ・・・』
普通のキスじゃなくて・・・濃いやつ・・・
忠義「早退する?」
『したいって言うたら?』
忠義「え?」
『嘘。チャイム鳴るから戻ろう』
忠義「ほんま、なんやろ・・・モヤモヤするわぁー」
『なんで?』
忠義「俺だけ?」
『ん?』
忠義「なんもなーい・・・」
ちょっと拗ねながら、教室に戻って行った
あたしも、もっとぎゅってして欲しいし
その先も、忠義ならって思うけど・・・
幼馴染みって壁が邪魔してる
もし別れてしまったら
とか・・・
怖さがある
モヤモヤあたしもしながら教室に戻った
モモ「早かったやん(笑)」
『うん・・・』
モモ「まぁーまた聞くわ。授業始まるし」
『うん・・・』