第3章 存在
翌朝―
夜に、忠義から起こしに来てって連絡あったから
起こしに行った
『忠義ー』
忠義「んー?今日、休む?」
『早よ行くでー』
忠義「おはようのチューしよー」
『あほ!!』
忠義「えーーー!!」
そう言いながらも、忠義は無理矢理あたしにキスして
満足そうに支度をした
忠義の自転車の後ろに乗って、駅に行き
電車に乗る
学校までの道のり
大っ嫌いやったけど
今日からは、忠義と手を繋いで歩く
『恥ずかしいやん・・・』
忠義「いいやん。付き合ってるんやし。亮ちゃんとも繋いでたやろ?」
『何で知ってるん!?』
忠義「ずっと見てたから」
『ストーカーやん』
忠義「あんのこと好きなだけやもん」
『もう!!こんな道で・・・』
忠義「あんは?」
『んー?』
忠義「どう思う?笑」
『え・・・%&$・・・』
忠義「えー聞こえへん!!ちゃんと言わなここでチューしよかなぁー」
『あかん!!めっちゃみんな居てるやん!!』
忠義「じゃー言うてー」
『好き・・・めっちゃ・・・』
忠義「ふふん(笑)」
満足げに笑いながら、一瞬触れるか触れんかぐらいのキスをした
『もう!!』
後ろを歩いてる女子から「うわぁーーーー!!」
って、声が聞こえた
忠義「え?」
『どこでもしない!!』
忠義「だって、健全な高校生やもん(笑)」
『人が居てへんとこでして!!』
忠義「して欲しいんや?笑」
『そうじゃなくて・・・』
忠義「じゃーせんとこー」
『もう・・・』
手を繋いで歩きながら教室に向かった
階段を上り切り
忠義「俺も、あんの教室行こうかなー」
『あかん!!留年とか辞めてな?』
忠義「えー!!」
錦戸「あ、おはよう。あんちゃん、教室行こう」
『おはよう。うん。忠義、バイバイー』
忠義「取るなよーーー!!」
そう言いながら、亮くんと教室に行った
錦戸「聞いたで。大倉から」
『そうやったんや・・・』
錦戸「見張れってさ。笑。他の男と喋らんように」
『はぁ・・・』
ちょっと気が重い・・・