第2章 一歩
翌日―
てか、疲れてるはずやのにあんま寝れんかった
朝起きて、いつも通り一人で駅に向かう
亮くん・・・
あたしどうしたらえんやろなぁ・・・
電車で亮くんと会った
錦戸「おう!!おはよう!!旅行どうやった?」
『楽しかったよーなかなか普段家族とゆっくり喋る時間とかなかったからさー』
錦戸「そっか。大倉なんか言うてた?」
『ううん。何もないよー。あんま喋らんかった』
錦戸「そっか。あ、週末バイト?」
『朝から夕方までバイト』
錦戸「じゃー来週、どっか行かん?」
『うん。行くー』
なぁー。あたし、今笑えてんかな?
教室に着いて、モモの元に駆け寄った
モモ「どうしたん?」
『ちょっと・・・色々あり過ぎて・・・』
教室から出て、非常階段でモモに話をした
モモ「まじで・・・で、どうしたいん?」
『どうしたらいいんかわからん・・・』
モモ「そりゃそやわなぁー・・・」
キーンコーン・・・
チャイムが鳴り、教室に戻った
お昼休み―
B美「あんちゃん。呼んでる。」
モモと喋ってたらそう言われてドアを見たら
忠義が居てた
ちょっと離れた席には、亮くんも居てる
亮くんは、あたしのことを見てた
とりあえず、あたしは忠義の方に行った
『どうしたん?』
忠義「んー?なんとなく来てみた」
『忠義・・・あたし・・・』
錦戸「おう。大倉どうしたん?」
忠義「あ、亮ちゃん。来週末のバイト変わってくれへん?」
錦戸「あ、ごめん。その日あんとデートやから」
忠義「そうなんやー。」
そう言いながら、あたしを見てる忠義
多分・・・ううん。絶対、亮くん気付いてるよな?
忠義のこと
錦戸「もうええ?あん、外出ようか?」
『あ・・・うん・・・』
大倉「あん。オカンがスイカいっぱい貰ったらしいから、また持って行くわー」
『あー・・・わかった・・・』
忠義・・・
もう・・・
あたしどうしたらいいんやろ・・・