第2章 一歩
忠義「戻ろー」
忠義は、あたしの頭に手を置いて言った
『うん』
忠義は、あたしの手を繋いでた
あたしもイヤじゃない
部屋に戻って、あたしはベッドに座った
忠義「やっぱソファー?」
『じゃーここからは、近づかん??』
忠義「寝たら動かんもん。」
『じゃー絶対やで?』
そう言って、ベッドの端と端にお互い背中を向け
間には、クッションを置いて寝た
朝-
んー?温かい・・・
心地いい感じ・・・
ん!?
『ちょっ!!!!』
忠義「んー?」
『離してよ!!』
あたしは、忠義に抱きしめられてた
忠義を突き放したけど、まだ寝てる・・・
もう・・・アホ・・・
あたしは、一人で支度をした
時間ギリギリになって、忠義を起こした
『朝ご飯いらんの?』
忠義「んー?バイキング?」
『そう!!ほって行くで!!』
忠義「あかんー」
そう言ってあたしの腕を掴んで引っ張って来たから
あたしは、忠義の胸にダイブした
『ちょっ!!!もう!!!』
忠義「ふふ。笑。おはよう。」
そのままあたしの顔を引き寄せてキスまでして来た
茫然とした
『あほ!!!』
あたしは、忠義をほって部屋を出た
なんでそんなことすんの・・・
なんでなん・・・
朝食会場に向かって、オカンらに「おはよう」言うて
とりあえず食べた
食べて気を紛らわせたかった
忠義は、全部覚えてへんのやで!!
絶対そう!!
なんで、あたしだけ・・・
なんで忠義なんか好きになったんやろ・・・
アホ・・・
バカ・・・