第1章 裏表チェンジャーⅠ
「あの、銀さん置いてきちゃっていいんですか?
他の隊士に侵入者と間違われたりしたら.....」
真衣は山崎の半歩後ろから山崎を見上げて聞く
「あぁ、いーのいーの。例えそうなっても
あの人なら大丈夫でしょ」
寧ろそうなったらついでに真衣を狙う輩を葬ってくれ。
などと心内で呟く
「それならいいんですが...」
真衣は少し心配に思うも山崎に相槌を打つ
「それより、書類整理は終った?」
話を切り替えるように山崎が話し出す。
「ぁ、はい。退君が昨日遅くまで手伝ってくれたおかげで
今日片付きました!後は局長に届けるだけです」
俺のおかげ、なんて本当可愛い事言うなぁ
山崎は喜び心のまま叫びたくなったが
目の前に真衣がいる為その気持ちを抑えた
「じゃあ持っていくの手伝うよ」
山崎は真衣に頬笑んだ。
「ぁ、ありがとうございますっ」
真衣も素直にお礼を言う
二人は書類を取りに真衣の部屋に向かった。