NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】
第11章 雲雀恭弥を訪ねて
雲雀side
「また明日前の研究室に来て」
『分かった。じゃあ明日まで待ちますわー。』
僕の目の前で拗ねた子供のようにガマンガマン、と一人呟く彼女。
今日は風とその炎を扱えているかを見極める実験だったんだけどな…
意外なものを見れた
「もう戻っていいよ」
僕は気が長い方ではないからね
またすぐに咬み殺したくなる
『そうする。またね、ロール』
ロールも叶風も名残惜しそうに離れ、キュッ!とロールが鳴いた
ロールがここまで他人に懐くなんて本当に珍しい。
…あの研究室でみた風の炎には微かだけど他の属性も混じっていた。ロールもそれに反応した、という仮説が最もかな
まぁ、何にせよ明日になればわかることだし
僕ももう戻ろう
破壊されたコンテナや壁はそのままに2人は姿を消した