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NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】

第11章 雲雀恭弥を訪ねて






時計の針が5時を過ぎた頃



「あっ、そろそろ晩御飯の支度しなきゃ」

「そうですね!叶風さんも一緒に作りませんかっ!?」


ぱっ、と立ち上がり私に向ける明るい笑顔



『いいね、私も久々に腕ふるっちゃおーかな』


今日はどうも調子がいい


…というか、




自分の中では久しぶりな感覚だ




こんなに女の子と話に花を咲かせたのは実に7年ぶり




…姉さん達との会話が懐かしい……




「叶風さんっ?」「叶風さん?」


『…ッ!』


ハッ、と意識を戻すと2人が心配そうにこちらを見ていた


『ごっ、ごめん!考え事!さっいこうか』

「…?ハイ!」

「うん!」


私も立ち上がり、二人の後に続いて部屋を出た






…………





……




廊下を歩いて、キッチンのあるあの部屋へ向かう途中だった




それは突然やってきた



「いた」



『ゲッ、』



私の背後にスッ、と現れた一つの殺気…




ガキィン!!




「「雲雀さんっ!」」



ジーンと腕に痺れが襲い、ビリビリと殺気が刺さる



彼のトンファーと私の愛用ナイフがぶつかり合った金属音で2人が気づいた



『…っ、出来たの?』

「いいや、まださ。ちょっと君に用があってね」


1度私から視線を外すと京子ちゃんとハルちゃんに目を向ける


「……この人借りてくよ」

「えっ、叶風さんはこれからハルたちとクッキンg…」

『2人共ごめん、私行かなきゃ』


あはは、と困った顔をして笑う叶風に2人は察する




…相手が悪かったと




「じゃあ、晩御飯は私たちに任せて」

「ファイトです…」


苦笑いの2人に見送られて、私は雲雀くんの後について行った




…と言うより連行された←
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