NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】
第11章 雲雀恭弥を訪ねて
スクアーロside
ちっ…
イライラするぜぇ…
叶風が雲雀と一緒に部屋を出てから数十分がたった
“ロン毛は山本くんと仲いいんだから、剣でも交えて待ってて!”
そう言い残して言った叶風
そうは言われても、今はんな気分じゃねぇんだぁ
あの雲雀とかいう坊主…
二人で部屋を出る時、俺に謎の視線を送ってきやがった
まるで獲物を独り占めするかのようなドヤ顔
…イライラする
「ああっくそ!アイツら遅ぇぞ!」
カリカリする俺を見て、山本はきょとんとすると
「ははっ、スクアーロは叶風のことが好きなのな」
二カッと笑ってそう言った
………は?
「なんだよ、テメェら恋人同士じゃねぇのかよ」
「ちょっ、獄寺くん…っ」
ぽかんとしている俺に獄寺がそう言った
俺とアイツが…恋人…?
「ッ!?はぁあああ!?///」
「るせぇ!スクアーロ!10代目が驚いてらっしゃるだろうが!!」
「だっ、大丈夫だよ、獄寺くんっ!スクアーロさんも落ち着いてっ!!」
沢田の野郎が獄寺を俺を落ち着かせようとするが、すっかり俺の頭の中はパニックだ
…どうしたら、そうなった…??
「ん、違うのか?2人見てたらすげー仲良しだから俺てっきり…」
「俺もそうだと思ってたぜ」
「ばっ、バカか!テメェらの脳内お花畑かっ!」
(その割には顔が赤い気がするんですが…)
密かにそう思うツナであった