NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】
第9章 決まってんじゃん
食事を食べに広間に来るものの…
クビになったらどうしようかと不安でなかなか食事が喉を通らない
なんでそんなに不安かって?
決まってんじゃん
‘’クビ=カッ消す‘’だからだよぉおおお!!
「ちょっと、なになに〜!?」
「急にヘッドバンドすんなよ…」
「しかも真顔じゃないか…」
いけない、ついやってしまった…
『はぁ…』
「(ねぇ、叶風ってばどうしちゃったの?)」
「(王子知らねー)」
「(スクアーロなら知っているんじゃないかい?)」
叶風の異様なテンションの低さにコソコソと耳打ちをし始める3人
「(どうなのよ、スクアーロ!)」
「あ"ぁ?死ぬ気の炎が出せなくて凹んだんだろ」
「(なんだそんなことか〜)」
「(ていうか、僕達が声気にしてるのにその声はなんなんだい)」
「(確かにしししっ)」
『ご馳走様』
話し込んでいるうちにすっかり食べ終わったようだ
「ゔお"ぉい!まだボスの部屋へは行かねぇぞォ!」
「あら、ボスの部屋に行くの〜?」
叶風の代わりにルッスーリアが口を開いた
「あ"ぁ、ちょっとな」
「ついでにご飯もって行ってくれなぁい?」
『ボスに?』
「そ、今日はフィレ肉をご所望みたい〜。もう作ってあるから冷めないうちに持っていってくれなぁい?」
『私が行くよ。ロン毛ーそのまま部屋にいるから」
「……俺が行くまで消されるなよぉ」
『りょーかい』
ルッスーリアから食事の場所を教えてもらい、広間を出た。
コンコン
『ボス、食事持ってきましたー』
「………入れ」
ボスの返事を得て、トレーで塞がった両手の代わりに肘でドアノブを傾け、ドアを開ける
『今日はフィレ肉でいいんですよね?お酒飲みますか?』
「ああ…今日はてめぇが選べカス」
『何でもいいんすか?』
「任せる」
『りょーかいです』
ボスからのご指名なら死ぬ気でやらねば死ぬ←
フィレ肉との相性のいいお酒をチョイスして、グラスに注いだ
『どうぞ』
無言でお酒を受け取り、喉を通す
『あの、スクアーロが話があるって』
「ああ」
『私も要件は同じなのでスクアーロが来るまでいてもいいですか…?』
恐る恐る訪ねた