• テキストサイズ

NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】

第12章 大切なもの




5° 変幻


相手に幻を見せることがメイン。最初に登場した煙のように相手を隔離することも可能。


6° 未定


『はあっ、これ以上、試したら…っ、死ぬッ』

「同感じゃ…っ、わしも持たんッ」


普通の匣兵器とは違って、元々私自身とリンクしたその体は炎の供給が間に合わないと、二人揃ってバテてしまうようだ




『これさ、絶対隊長に言わなきゃだよね』

みんなの前で見せたのはアーチェリーの姿の匤。アレは無駄な戦闘を避けるためであって、咄嗟の判断だったというか

ほぼ匤の思いつきなのである


「む!主かてこの姿で出られては困ったであろうが!」

『いや、うん。それはそうなんだけどさ』


所詮はその場凌ぎでしかないんだよなあ


よし、隊長のとこもっていくか。







『……匤も腹くくってね』

「…うむ。耳栓も忘れずにな」



そうして2人はトレーニングルームを決死の覚悟を決めて出た






アジトの中はシンと静まり返っていた。ポケットにしまい込んだ夢安物の懐中時計を取り出せばとっくに夜11時を回っていた



『うわ、私達どんだけやってたの……』

(ゲッソリするのう……)



匤は匣に閉まったので、念話のような状態。これが私たちがリンクしている、一番わかりやすい例だと思う。



夕食どころか昼食もとってない……

あ、今日は朝練付き合わされて朝食食べたのお昼前だったよーなー……


ああ、何だか今日はどっと疲れたなあ

いつもより寝てないし…無駄にキツイ運動量こなして、炎だっていっぱい消費して………




(あ、なんか今日もうダメだ)



私の意識は、ダンボールが山積みの廊下を最後にして途切れた



/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp