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NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】

第12章 大切なもの






「一体どういうつもりじゃっ!」


人がいなくなった途端元の姿に戻って怒鳴りつける。


雲雀くんに、アジトの空いたトレーニングルームを貸してもらえたのでそこに匤と二人で来た

漆黒のアーチェリーは、すぐさま紫色の煙を出してまたあのぽてぽてした黒い体に戻った


「大体、主無くした回数ちゃんと覚えとったのか!アレめちゃくちゃ大変だったんじゃぞ!特に主がニューヨークに飛んだ時なんぞ」

『あーーはいはい、わかったって。ごめんね、もう無くさないから許して』


過去の話をされるのはあんまり好きじゃない


『それより、私の考えてることわかるよね?』


じっと閉じられた瞳を見つめれば、うっすら開いてコクリと頷く。


「中々面白いことを考えおる。」

『出来る?』

「無論じゃ」


余裕の返事に、くいと口角が上がった。




















『はぁ……っ、私達…相性良すぎじゃない?』

「…あ、当たり前…じゃっ!」


浮かんだアイディアは全て試した。出来ないこともわかったし、耐久力と炎の供給量も大体掴んだ



『はぁっはあっ…これ、6つ一気にやるもんじゃ、ないね…っ』


私の考えた匤の姿は6種。それぞれの場面に応じて適応できるよう大まかに6つに分けて使おうと思ったわけだ



1° 武器

基本的に私と匤が共有した武器は、大抵なることが出来る。

さっきのアーチェリーや、長刀、短剣、鎌、薙刀など。銃は風で弾丸を作り出すことがまだ難しく、実践には向いていなかった

出来たとしても空気砲くらいなもんで、殺傷能力はアーチェリーよりも低い。


2° アニマル

これは今の狐の形態が良い例かな。成れない動物は基本的になし。これも私と匤が共有していれば問題なく進む。

人間にもなることが出来るが、匤の知識が少し古いこともあって服装はやっぱり和服になってしまう。そこはこれから教えればきっと大丈夫なはず。


3° 乗り物

今現在で、出来たのはスケートボードとローラースケート、あとはボートくらい。

これに関しては私も大まかな造りしか知らないし、匤も外観くらいしかなることは出来ないので、エンジンとかは搭載できてなかった


4° 自然

気体以外のあらゆる自然の万物になることが出来る。


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