第3章 2人で
達央side
「おはようございます!上野ことはです!よろしくお願いします!」
そう言って笑うことはに俺は一目惚れした。
俺がレギュラーとして出演してるアニメのちょい役でことはが来たのだ。アフレコが始まり、ことはがセリフを言った瞬間俺は驚いた。可愛くて...すごく綺麗な声...。
ことはの笑顔とその声に俺は惚れたのだ。
仕事が終わり、連絡先を聞こうと思ったのだが、ことはの方が先に終わっていたからか、もう帰ってしまっていた。次会った時に必ず聞こうと思ったのだが、それから一緒に仕事することなく、二ヶ月が経った。
『会いてぇーな...』
「んー?タツ、誰に会いたいの?」
その日は事務所にいたのだが、つい口から出た独り言を下野さんに聞かれてしまった。
下野さんはまぁ...それなりに信頼?できるし...相談してみるか。
「タツが惚れた女の子かー!名前は?なんて言うの?」
『上野ことはです。』
「!上野さん!?俺今度一緒に仕事するよー!」
『まじすか!?うわ...ずるっ...』
「あははwじゃー、キューピットしてあげようか?」
『え、まじすか!それは嬉しいっす!下野さんでもこんな時には役に立つんすね...』
「ちょっとまってwひどいwまー、ご飯くらいなら誘えると思うよー」
『ありがとうございます!』
まじか!突然の急展開!!やべぇ!会えるんだ...!
下野さんに感謝(?)!
てか、俺のこと分かるかな!?てか覚えてるかな?!
って、俺中学生みてー...wそーいえば最近恋とかしてないしな...もういい年だし...w
あー、とにかく早く会いてぇー。
そして約束の日
下野さんちゃんと誘えたのかな...
やべぇ緊張する...メシ行くだけで緊張とか俺やばいなw
ガチで好きじゃんwガチで好きだけども!
この日俺は珍しくOFFだったから一日中そわそわしてた←w
だって!ずっと会いたかったんだぜ!?w
下野さんからLI〇Eがきた。↓
「タツー!誘えたよー!場所はいつものとこで、時間はー...」
はいキタコレ。やばい。下野さんには了解の返信をした後、約束の時間10分前に店に入った。だって楽しみすぎるだろ!!