第3章 2人で
『ん、次何飲む?』
「何でも大丈夫です!」
『わかった』
紘さんが帰ってから一時間が経った。
あれから私たちはお酒をずっと飲んでいた。
『ことはってさ、彼氏とかいないの?』
「いませんよ〜。達央さんはどーなんですか?」
『おれ!?俺はいないよ』
なんか...少し達央さんの顔が赤い...?あ、そか。アルコールか。
『てかさ、お前顔真っ赤wなに?酔っちゃった?』
「ふぇ?そんなことないですよ〜」
頭の中フラフラする...きもちー...
『いや、結構やばいぞ?そろそろ帰えるか?』
「いやです。まだ帰りたくない...ダメですか...?」
一人暮らしだし家に帰っても寂しい。それに達央さんともう少しそばにいたい...
『...誘ってんの?』
「え??」
達央さんが突然真剣な表情になって、ドキッとした。でも達央さんの言ってる事は分かんなくてただ私は達央さんを見つめることしか出来なかった。
『はぁ...そのセリフ、俺に以外に言っちゃダメだからな。分かったか?』
「はーい。えへへ」
達央さんに言われたことがなんでか嬉しくてニコニコ(ニヤニヤ)してしまう。
『ったく、ほんとにわかってんのかぁ?』
達央さんはそう言いながら私の頭を撫でてくれた。
なんか...安心する......
私はいつの間にかそのまま寝てしまった。
達央さんの膝の上で...