第4章 彼氏候補
わたしとおそ松さんは一緒に家をでて、さっき家まで歩いて来たように並んで歩いていた。
おそ松「あいかちゃんの家ってどこらへん?」
「すぐ近くですよ」
おそ松「そっかぁー」
おそ松は、ポケットに手をいれてフラフラと歩く
するといきなり
おそ松「あいかちゃん!俺の彼女になって?」
と言い出した
「それはこれから考えます....!」
あいかは少し驚いて冷静におそ松の頼みをかわした
おそ松「あいかちゃん...俺達クズだけど、それでもいいの?」
少し不思議そうな顔をして、おそ松があいかの顔をながめ、聞いた
「えっ?別に、デートまでの間ですし....」
おそ松「えっ!!?デート終わったらもう関係も終わり⁉彼氏にしてくれるんじゃないの?」
驚いて歩いていた足を止め、その場に立ち尽くす
「え....そりゃあ....」
おそ松「えーっ!なんだぁ〜そうだったんだ」
「本物の彼氏になれるとおもってました⁇」
からかいぎみにおそ松に聞く
おそ松「うん。でも、本物の彼氏になってやる!」
「?」
「そういえばおそ松さん達は、大学生なんですか?社会人なんですか?大学生には、見えないけど、働いてもいなさそう」
おそ松「ああ、俺たち?どちらでもないぜ?」
鼻のしたを人差し指でこすりながら自慢げに言う
え?
「じゃ、じゃあ...」
おそ松「ああ!俺たちはオールニートだ!」