【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第6章 少し早めの、終末期。
【カラ松】
「なんで…トド松がここにいる。しかもなんで一松と同じ格好なんだよ。」
「それは………」
どう…言い訳したらいいんだよ…
言い訳することばも見つからず、俺は本当の事を言った。
「…死神であるあいつが、命の尊さを教えると、言ってきたんだ。」
「ふーん、寿命当日に来た方が楽なのに、なんでなんだろうね?」
「俺の死は、一松を苦しめてしまうと、教えてくれた………」
本当に、一松は俺の死を悲しがるのだろうか。
今更ながらも、俺は一松に嫌われてるはず。
俺は、一松が好きだけど、一松は、悪魔が好き。
でもなんで、わざわざ医者じゃなくて俺のところへ………?
「じゃあ次は、俺の話だ。一松がなんであんな状態か、だろ?」
「……ああ。」