【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第5章 それぞれの想いが、交差する。
びっくりして逆に冷静になったような声が急に慌て出す。
「えっ、え!?な、兄さ、は!?」
「早く!!呼んでこい!今すぐ!」
何事か分からず、足がすくみかけ、カラ松神父を呼ぶ。突然出てきたせいで、心臓がばくばくしている。
…そもそも心臓なんて、僕にはあるのかすら知らない。
でも今はそんなことどうでもよくて、カラ松神父を視界に捕らえた瞬間、
「神父!」
叫んだ。
「し、シスタートド松。もう就寝時間だ。それと叫ぶな。ほかのシスター達に…
「兄さんとシスター一松が……!」
「いっ、一松が!?」
僕は急いでカラ松神父を部屋へ入れた。
「カラ松!一松を…」
シスター一松は荒く呼吸を求めてる。
「なっ…悪魔、一松になんてことを…っ!」
「後で話す。罰なんかいくらでも受ける。だからまずは一松が先だ。」
「…何があったか分からないが、借りをつくったと思え、悪魔。」
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