【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第5章 それぞれの想いが、交差する。
……ん、待てよ?
『二人が笑った日』?
…笑ってなかったってこと?
過去形ってことは…それから笑わなかった?
「…………」
二人の間に何があったかを知るのは、
僕の仕事じゃない。
僕はそのアルバムを閉じて、寝ようとした、その時─────
「トド松!」
「!」
いま、僕の名前を…
いや、空耳だよね…?
ダンッ! ダンッ!
「きゃっ…!」
変な声出ちゃった。
突然、部屋窓をドンドン叩いてくるから。
…誰が?
「えっ」
僕は急いで窓を開けた。
どうしたら、窓から兄さんが来るなんて、予測できるんだよ…
「一松、大丈夫か…ほら、手。」
「なんで、二人が。」
「トド松、カラ松呼んでこい!早く!」