• テキストサイズ

【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第1章 灯の明かり、月の誘い


一松がいなくて、教会は変わった。
いつも一松のせいで遅れてしまうミサが、
時間通りに祈る事が出来た。
いつもは一松のせいで遅れてしまう仕事も、
いつもは一松のせいで遅れてしまう食事も、
いつもは一松のせいで遅れてしまう予定も、

全て当たり前のように片付いた。

『一松がいなければ、こんなにもこの教会は優秀だったんだ。』

そんな考えすら、脳裏に浮かんだ。

だが、一松がいなくなって良いことばかりなわけもない。
最近、孤児院にうろついていた野良猫が、勝手に教会に入ってくるのだ。

シスターはホウキを使って猫を追い出すけれど。


この野良猫って、やっぱり………
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp