【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第1章 灯の明かり、月の誘い
【カラ松】
一松が教会から出ていって、はや幾月。
シスター達は、以外と一松を心配していた。
一松はわざと他人から嫌われるような態度をとっていたが、
それでもシスターは一松を心配していたらしい。
そこに、少し安心はしたが、結局一松は帰ってくる訳がない。
一松の居場所を知らないかと、良くシスターに問われたが、
俺が知っている訳もなく、それどころか俺自身が一松を教会から追い出したと言っても過言ではない。
だけどそれを他のシスターに言える訳でもなく。
一松がいない教会で、独り、暮らしているのだ……