【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第4章 死神、シスターの代わりを。
どうにか俺らは山奥の廃屋で二人で暮らしている。
廃屋と行っても結構綺麗で、必要最低限のものは揃っている。
誰かが臨時で建てた、別荘擬きのようなもの。
部屋の主は、帰って来ないから勝手に使ってる。
いいよ、もしバレても殺せばいいし。
それよりも一松の方が心配だ。
棚にある薬…どれが一松に効く薬何だろう。
全然、なんて書いてあるか分かんない。
なんて読むか一松に聞きたいけど、今はその状態じゃない。
外はまた雨が降りだしたし。
「一松……俺がいるから。」
俺がいるからと言っても、俺じゃ役にたたない。
今出来る事は、こうやって一松の頭を、撫でてやることしか出来ないのだ。