【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第4章 死神、シスターの代わりを。
「…それでもあなたはシスター一松を捨ててあの世へいくつもりなら今すぐ僕があなたを殺します。どちらにせよ、契約を交わしてしまった以上、あなたはどのみち死ぬことが確定ですからね?」
ここに来てやっと、カラ松神父が意味を理解した。
恐怖、震驚、そして後悔。色んな感情の渦が彼の頭の中を巡る。
「カラ松神父が死んだ後、その亡骸を見てシスター一松は一体どんな泣き方をするのだろ。」
追い討ちをかけるような台詞を吐く。
すっかり落胆して、下を見つめながら頭をぶるぶると抱える奇妙な姿は本当に情けなかった。
人間はそんなみんな情けないんだろうか。
きっとそうだろう。