【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第3章 鎌に滴る、血の雫
「よしよし辛かったね、一人でここまで良く頑張った。お前は俺の自慢の弟だよ、トド松。」
「…兄さん、手が血だらけ。」
僕の額は、兄さんが頭を撫でたついでに血も垂れてきた。
せめて血を拭いてから撫でてほしかったけど、これもこれで嫌いじゃない。
「………/////」
「…てか、ここじゃなんだから場所移さない?同種の死体に囲まれてなでなでとなんかやだ。」
「あ…」
僕は斬った死体の周りだった。兄さんの手が血だらけなのもこれかも。