【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第2章 独りの神父が、護りたいもの
後はやっぱり十字架が異常に動き、割れた。
悪魔は空気を読んだようで一松が割ったように言って、俺はただ悪魔にびっくりする演技をしただけ。
───悪魔、お前の一松の守りは終わりだ。
一松は俺のモノ。
なのに………
「ごめんなさい、カラ松神父。」
なんで否定したかなぁ……
…あ、分かった。
『他人』だからか。
身内じゃないのか。
……そっか、悪魔も頭いいなぁ。バカっぽい顔してんのに、頭の回転は早いのね。
こんな先のことまで読んで、記憶以外のものを奪う。
悪魔はニヤリと悪魔らしい笑みを浮かべた。