• テキストサイズ

【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第1章 灯の明かり、月の誘い


おそ松の話を聞いてたら深夜を過ぎてしまった。

そろそろ体が眠気を誘ってきたようで、自然とあくびが出る。

「眠い?」

「うん…」

右手で目を擦る。擦りながらゆっくりと倒れていった。

「人間って、寝てる間一体どんな感じなの?」

「悪魔って、寝ないの…?」

「んー、寝なくても死にはしないからね~?人間は夢を見るって言うからさ、夢ってなんなんだろうと思ってさ。」

悪魔は眠らないなんて。おそ松の性格なら、いつでもどこでも寝るような奴と思うけど。

「…いい夢もあれば、悪い夢も見る。それは単なる妄想の幻かもしれないし、昔の事をひっくり返されたようなものでもあるし、夢を見なかった日もあるし。」

「ふーん…一松は昨日、どんな夢、見たの?」

夢とか正直、覚えていない。けど、確か…

「……怖い夢、見た。」
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp