【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第9章 もう、全てを終わらせよう
「…は!?」
いやいや、あり得ないから!?
あの二人とチョロ松兄さん、なんの接点もないから!?
そんなこともいう前に、兄さんは扉に向かう。
だけど兄さんは腹部の痛みに耐えきれず、その場に踞った。
「いっ…てぇ…」
「おそ松兄さん大丈夫っ?」
すぐに駆け寄ったのは十四松兄さんだ。
「うん、十四松…扉の向こうにいる人間…呼んできてくんない?」
十四松兄さんはおそ松兄さんに言われた通り、扉をあけた。
絶対無理なのに…キスなんて
「おそ松兄さん…人間なんかいないよ?」
ただそこには
硝子の欠片と破れたベールがあった。