【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第8章 ただの必然、ただの運命
なんでそこまで…兄さん、兄さん。
自分を壊さなくてもいいのに、どうして分かってくれないの?
「人の気持ちも知らないで……」
「俺が悪かったから、悪魔になったんだよな?俺のせいで堕ちたんだよな?なんで…お前らは天界でおとなしくしてなかったんだよ……?」
「そんなこともわからないの。皆、おそ松兄さんが好きだから。いつまでも一緒にいたいから、こんなことをしたんだよ」
神様なんて地位より、平和より、秩序より、天界より、人間より、命より………兄さんが大好きなのに。
未だにこの兄は、人間の事が脳裏にある。
嫌だよ、なんでそんな思いをするの?