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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第8章 ただの必然、ただの運命


【チョロ松】

自分は、おそ松兄さんに「おそ松」という存在を認めてほしかった。
償いとか考えてる暇があったら、周りをもっと見て欲しかった。
おそ松はいつでも『自分が悪い』と思っている。
それは決して正しくない。自分の悪い事を探すのは間違いなく悪だ。
だってそれは相手の罪を許してしまう事だから。
おそ松兄さんの行為は、最低だ。いつも自分に原因を探す。それはどんな悪党も許してしまうの?そういう事だよ。ダメだよ。

他人の悪いところも、探そうよ?

「兄さんは何も悪くない。僕らが堕ちたのは、みんな僕のせいだ。」

別に僕のせいでもない。でも兄さんは悪くないって言い聞かせる。
悪魔じゃないのが、罪ではない証拠なのだから。
だけどおそ松兄さんは否定する。

「俺のせいだよっ!絶対におれのせいだ!チョロ松は何も悪くない、俺だ!」

だったら、悪くないって言い張るその羽は何?悪者には決して生えない羽。作り物で代替してまで、自分を悪に見せたいの?
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