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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第8章 ただの必然、ただの運命


「やけに冷静ですね。今の惨劇、何も知らないんじゃないですか?なのになんでこの状況を理解出来るんですか。」

何となく感じてたおそ松の、トド松さん以外の兄弟。
隠しきれてないよ、おそ松。
…扉の向こうから話が丸聞こえだよ。


今から知ることがどんな事でも、自分を見失わないって、約束出来る?

あれは…おそ松、自分自身にいったんだろ?
扉の向こうで、自分を失うかもしれないから。

「僕はただ、おそ松と一緒にいただけです。神父が僕なんかの為にわざわざ悪魔と契約したんで。」

この言い方は、まるでカラ松神父が悪いみたいだ。
神父が悪いのか?悪いこと、してない。
おそ松から聞いた。神父が命を代償に僕を守る契約をした。
だけど契約を途中で破棄したら、嘘つきの罪で契約者
の大事なものが奪われる。
神父は優しい人だから僕やシスター達、この世界のものみんな大好きだった。神の為に生きた人だから、神も大好きだった。
それが消えるらしい。ざっくりすると世界滅亡か。穏やかじゃないなぁ、全く。
契約に嘘を吐きたくなかったら、自分の代償にしたものを後悔しながら死ぬんだね、と。

僕が神父に何をしたんだ。なんで命を捨てるまで僕を見たんだ。

別に愛されなくてもよかったのに。
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