【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第8章 ただの必然、ただの運命
【十四松】
ほんの少し前。
月明かりがなかった。
ほのかな街灯をキラキラと反射させているそのステンドグラスは、赤と緑と黄色と桃色。惚れ惚れした。
そのステンドグラスの向こう側にいるのは、お祈りしてる神父様と、可愛いシスター。
あ、シスター着替えた。ベールから見えた顔は、トド松。
…トド松が、教会にいる?シスター?あんな場所にいたの?僕が天使だった時に、ずっとそんなことしてたんだ………
大きな鎌…死神!トド松、悪魔になるほど悪いことしてなかったから、死神になったんだ!
「チョロ松兄さん」
「どうしたの、十四松。」
「あの教会見て!トド松がいるよ!おそ松兄さんの匂いもする!トド松、おそ松兄さんを隠してるよ!行こうよ!」
「…どんな事になっても知らないよ。」
そして今に至る。