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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第8章 ただの必然、ただの運命


「な、なんだ…?」

カラ松神父が体勢を整えようとした。それをすぐさまなぎ倒す。

「こっちを見るな!!」

威勢の張った大声。神父に向かって横柄な態度。シスターが見たら絶対説教部屋行き確定。

でも今はそんなことどうでもいい。もし、おそ松兄さんのいうことが本当だとすると………

実の兄に刃を向ける。
これを出来るのは僕しかいないから。
もしかしたら、おそ松兄さんは僕を信頼して、あの言葉を託したんじゃないのか。

そう思ったら、不思議と体が軽くなったような気がした。

「あああああああああ!!!!!!」

鎌を勢いだけで振る。自分で扱うには思い巨大な鎌。
当然的に外れた。鎌の先は木製の床に刺さり、めり込んだ。
それを素直に抜き取る。

「なんで二人とも悪魔になっちゃったかなぁ…
純粋だったチョロ松兄さんと、元・灰羽の十四松兄さん?」
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