【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第7章 終わりが傍まで、ついてくる。
【おそ松】
「ふかーく真剣に答えてね。おっけー?」
「救う。」
「はやっ!もうちょっと考えない!?」
そんな簡単に救うなんてだめだよ一松ぅ……
俺悪魔だよ?悪魔救っても嫌なことしかないよ?損するだけだし。
「カラ松神父を失うのが代償だったとしても救う?」
「それは……やっぱ無理かも。自分の命とか物ならいくらでもあげるけど、二人は失うことは、無理。」
「そっか………」
自分の命は、大事にして欲しかったけど。
「…カラ松神父って、こんな究極の選択に、ずっと一松を選んでたんじゃないかな?」
「え…?」
「だって俺みたいな奴が一松と会えたのは、カラ松のおかげだし、あんなに暗かった一松が今俺に余裕で話しかけれるくらい明るくなったのは、カラ松神父のおかげだもん。」
「まだ世間一般では明るいとは言えないよ。」
「あれ?一松は世間体を気にする奴だっけ?今までと比べたら凄い成長だと俺は思うけど。」