【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第7章 終わりが傍まで、ついてくる。
ダメだ…一松に二人を会わせちゃ…!
「…とにかく、俺たち人間じゃない奴らで色々あんの。人間の一松は深く知っちゃだめ。」
言えるわけないから、こんな答えなんだよ、不安にさせてゴメンね、一松。
「俺…こんなに悪魔と一緒にいるし、人殺してるし、人間じゃないのも…おそ松やトド松さんも見えるし…それでも俺は人間なの?」
唇を少し噛む。自分の服の裾をぎゅっと握りしめながら一松は言った。
人間になりたくないの?一番得する人種なのに。
「一松は俺らみたいに空を飛べる?魔界へ行ける?魔法を使える?」
「……………」
「…それが、悪魔なんだよ。」
「俺はただ…おそ松が何考えてるのか、分からなくて…知りたいだけなのに………」