【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第7章 終わりが傍まで、ついてくる。
【おそ松】
トド松は女の子に呼ばれて帰っていった。
なんか、あいつだんだん人間らしくなってね?
ま、今はそんなことどーでもいっか。
「一松、ゴメンね?追い出すような感じで。」
一松は適当に入った部屋のベッドの枕に顔を埋める。
たぶんここは、客室とか空き部屋とかなんか。
「あぁ…拗ねんなよ、わるかったって。」
「別に拗ねてないけど…」
なんだ、と思いながら一松のベールを指先で撫でる。
「何話してたの、あの人と。」
あ、結局すねてるじゃん。でも俺は知ってる。なんでもないよと笑ったら一松は困った顔をする。自分が知らないものが在るのが怖いんだ。
だから、
「今夜ねー、もしかしたらやべぇ事始まるんだ。お願いだからその時間部屋から出るなよ?」
「……そのやばい事って、何?」