【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第7章 終わりが傍まで、ついてくる。
【おそ松】
この場所、なんでこんなに人来ねーんだろ。
ここ、結構どうでもいいものばっかりあるしな。
神父もほとんど、こっちへ来ないし……
…いや、と思ったら誰かきた。
シスター服……トド松?
「兄さんっ!」
「おっ…どうした、トド松?」
トド松は一瞬、傍にいる一松を見ると、安心した様に溜め息を吐いた。
そして深呼吸。
「兄さん、シスター一松の傍から離れないで。」
あの時あれだけ俺と一松について喧嘩売ってきたクセに、なんで?
「……嫌な予感がする。」
トド松の額には嫌な冷や汗。結構こいつの勘は当たる。
「…一松、ちょっと向こう行ってくれる?トド松と大事な話。」
「あ、分かったよ…」
一松は素直に部屋に入った。ここ、廊下にはトド松と二人。