【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》
第7章 終わりが傍まで、ついてくる。
【チョロ松】
「おそ松…兄さん……」
どうして人間と一緒にいるの、どうして人間とキスなんかするの?
どうして、僕より人間の方が、好きなの?
天界からずっと見続けていた、兄さんを。
人間といても、知らないふりをしていた。
見ないふりをしていて、自分に言い聞かせていた。
兄さんは人間と仲良くなんかしていない。きっと僕を待ってるんだ。
だけど、そんな一方的な思い込みも限界だ。
兄さんがいる人間界へ行く。
そして、
兄さんに僕を、
今度こそ見てもらうんだ。