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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《後編》

第7章 終わりが傍まで、ついてくる。


【トド松】

「……おそ松兄さん…」

シスター一松はいくら探しても見つからなかった。
でも、これだけ探して見つからなかったのなら、あそこしかいない。

…司祭室がある、離れ…?

離れは神父の部屋と、いくつかの部屋、倉庫がある場所。別に鍵がかかっているわけではないけど、遠いから人はあんまり寄らない。

神父以外の人は。

もしかしたら、シスター一松は、あそこに…?
ダメ元で、そっちへ向かおうと足を向けた時、

「何してるの?シスタートド松」

「うわっ…!」

突然、シスターが後ろから話しかけてきた。

「うわって失礼ね…そんなに慌てて、どうしたの。」

「シスターいっ…」

しまった、シスターの中では僕は彼の存在を知らないんだ!僕がシスター一松の名前を知ってると色々厄介だ…、僕はその場で口を塞ぎ、数秒程度、考えた。

「シスターいっ…つも頑張ってるよね!尊敬するよ!じゃあ、僕急いでるから、じゃあね!」

果たして、こんな幼稚な答えでバレないのか。でもそれよりも僕は、兄さん達の事が心配だ。

「あ、ありがとう…って、行っちゃった…。忙しいところ、悪かったなぁ…………」
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