• テキストサイズ

【医療】Leben 〜ラベンダーの瞳が色づく時〜

第1章 機械の噂


「霜月?

ちょっと聞いたことないなぁ」


「神崎先生はお忙しい身ですからね。

存じ上げないのも無理はありません。

遅れてるだなんて、これっぽっちも思ってませんから」


と、にっこり。


「あ、ありがとう」


なんだか複雑。


「興味がおありですか?」


「まぁね、どんな子かなって」


「わたくしは個人的に好きですよ。

今時珍しいぐらい強くて真っ直ぐで」


「へぇー」


どんなイケメンくんなのかね。


この厳しい師長が褒める人なんて。


「この時間帯でしたらきっと図書室に居ると思いますよ」


「ん、おっけ〜。

ありがとね」


「いえ」


師長さんにお礼を言ってから図書室へ向かう。


どんな子かなぁ。


頭の中で色々な顔が流れる。
/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp