• テキストサイズ

【医療】Leben 〜ラベンダーの瞳が色づく時〜

第6章 引き抜き


「別に今すぐに答えを出せ、という訳じゃない。

そうだな………3日だ。

3日で答えを出して欲しい。





引き受けるも、断るも、もちろん2人の自由だ。

断ったからどうとか言うものはない、約束する」


「答え分かりきってるのにそういうこと言うのは狡いと思うけど」


「念の為、だ」


「んん〜…もう少し説明聞いても良いですかね?」


「あぁ。


引き受けることになったら、設備のある亜城西病院に行くことになる。

その場合は向こうの救命に身を置き、フライトドクターをして貰う」


「なるほどねー………」


「ちなみに俺も向こうへ行くことになっている。

俺はフライトドクターではないが、救命には居る」


「青島」


「ん?どうした?霜月」


「私は引き受ける」


迷うことなく、答える。


「良いのか?」


「当然。

新しいことが学べるんでしょ?

より多くの命を救うことが出来るのなら、私は迷わない」


「分かった、ありがとう。

神崎はゆっくり考えて大丈夫だぞ。

…家庭もあるだろうしな」


「はは、ありがとう青島さん。

じゃあ僕はもう少し考えさせて貰いますね」


「あぁ」
/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp