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【医療】Leben 〜ラベンダーの瞳が色づく時〜

第1章 機械の噂


「純さん、俺も知りたいんやけど」


藤代悠。


最近赴任して来た内科医のフライトドクター。


私が育てた医者である。



「俺も知りたいな、神崎」


青島豊。


ドクターヘリ立ち上げに貢献した人物で今は救命の部長。


心臓外科医。


「えー、どうする?神那ちゃん」


「どうでも良い」


「ふーん、じゃあ話ちゃおっかな」


「好きにすれば?」


別に知られて困るようなことではない。


「はいはい。



あれはね、1つ前の医局に勤めて5年目の時……」



昔を思い出すかのように遠い目をする神崎。
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