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【医療】Leben 〜ラベンダーの瞳が色づく時〜

第3章 天才と秀才


「ふむ…なるほどな」


「どうかしたの?青島さん」


「いや、まだ話す時ではない。

まだ…」


「何1人でブツブツ言ってる訳?」


「いや。

俺は急用を思い出したからこれで失礼するよ」


「はいはーい」


「…」


何か考え込む神那。


「ねぇ、神那ちゃん。

今度オペやるって本当?」


「本当」


「院長の娘さんなんでしょ?」


「それが何?」


「大丈夫なの?」


「それは聞くだけヤボじゃない?」


「それもそうだね。

ごめんよ、忘れてくれよ」


「心配?私がオペすることに」


「技術に関しては心配してないよ。

ただあの人達は汚いからねぇ、何するか分かんない部分があるのよ」


「頭には入れとく」


「そうして。



…あ、僕もオペ入ろっかな」


「執刀医は女性が良いって」


「あらら。

じゃあ外で見学と兼ねてスタンバっとこうかな」


「その必要はないから大丈夫。

失敗なんてしないから」
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