• テキストサイズ

【ナカノヒトゲノム】審神者はゲーム実況者でした【実況中】

第4章 GAME02


「………ねぇ……」



「これ…、本当に…観られてるの……?」



「………とにかく、今はやるしかない」



「そうですね」



忍霧さんと入出君の言葉で、私達はゲームをやり始め“ようと”した。



「おい、なにをしている」



パン



駆堂さんが食べていたガムの風船が割れた。



「やってられっか」



……………はっ…?



「テメーらもバカか。あんなふざけた野郎のいいなりになりやがって」



いいなりになってるつもりはないですよーだ。


ただ、こうするしかないからやってるんでしょ。



「だいたいなにがこっくりさんだ。小学生のガキじゃねーんだよ」



まぁ、今時やる人はいないと思うけど……。



「………言動はガキそのものだがな」



忍霧さん、喧嘩売らないで;;



「あァ……?」



ああ;;



「駆堂さん」



ふえ!?入出君!!?



「どうしても嫌ですか?」



「は、あ……?」



「ちょこっと、第一関節ちょんってするだけでいいんで」



「ぜっってーヤダ!!!」



ダダをこねるガキか。



「お願いします」



「しつけーぞテメ……」



「ピーマン、これから俺が全部食べますんで」



「……………」



……………これでも動かないか……。



『私からもお願いします』



「藤崎まで………」



『この第1ステージをクリアしない限り、ここから出れませんし。何より私、早くクリアしてパカさんに問い詰めたいことがいっぱいあるんで(ニコッ』



「「「「(ゾクッ!!)」」」」



『パカさんやこのゲームに参加してない皆さん、見てるんですよね?』



「マジかよ!!」



『はい。どこからか、視線を感じますので』



「うえ………」



どこかに監視カメラみたいなのがあるのだろう。



キョロキョロ



……………あっ……、あった………。


…………一言で言うと……、“キモイ”……。




『パカさん、なんていう監視カメラ設置してるんですか。一瞬吐き気が来ちゃいましたよ』



「えっ!?どこ!!」



『其の辺ふわふわ飛んで撮影してる。あぁ………、気色悪い……』



私は何も見ていない何も見ていない何も見ていない何も見ていない何も((
/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp