【ナカノヒトゲノム】審神者はゲーム実況者でした【実況中】
第4章 GAME02
「討伐ステージでは、大変心強い人材でいらっしゃいますね」
すご……!!
この人、やっぱり強い。
手合わせ願えるかな?
「ヘェ、そりゃどーも……」
全然そう思ってないや;;
「次に逢河様」
…………………?
反応無し?
「逢河様?……………」
グウウウ
寝たーー!!?
「逢河様ー!?」
ホームルームでよく堂々と寝れるな;;
「し、仕方ないですね…。彼は“逢河マキノ”様。言葉よりも目で落とす……。恋愛ゲーム実況のプロフェッショナルでございます」
そういや、恋愛ゲームはあんまやってないかも。
「ただ、単語実況で知られる通り、彼が長い言葉を発するのは稀でございます」
「実況してねーじゃねーか」
それな;;
「最後は、藤崎様です」
『はぁ~い』
ガタッ
『藤咲シオンです。基本いろんなゲームをやっていますが、主にRPGやスポーツ系のゲームを実況しています』
「藤咲様は、あの有名な“サニワシオン”様なのです。きっと、色々なゲームで活躍されるでしょう」
ちょ!!なに人の個人情報バラしてんの!?
そして何気にプレッシャーかけないで!!
「マジかよ!?」
「あの“サニワシオン”が……」
駆堂さん、そして忍霧さん、そんな「ありえない」って目で見ないで;;
「おお!!君があの“シーちゃん”か!!」
『やっと会えたね、“ユズちゃん”』
実はユズちゃん……。ユズ先輩とは実況で知り合って、よくチャットをしていたのだ。
「………シオン、知り合い?」
『うん。私の実況見て、お互いファンだって知ってね。そっから仲良くしてもらってるんだ』
「シーちゃん、後で色々」
『わかってる。植物のことでしょ』
「ああ!!」
フフ。知り合いがいて嬉しい♪
「ともあれ、これで全員の紹介が終わりました。続いて、第2ステージの選出になります」
おう、もうやるのか。
「え!?ちょっと!まだ説明が……」
「第2ステージ、“取り替えこっくりさん”。実況者数は5名」
カリンちゃん……、ドンマイ……。