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ーイケメン戦国ー* 気まぐれ作品集 *

第1章 【 君への贈り物 】



家康と肩を並べながら歩く。



こうやって2人っきりでゆっくりできるのはいつぶりだろうか…


2人で過ごせる時間の幸せを噛み締めながら
歩き続けていると町から少し離れた、静かな土地のとある旅館にたどり着いた





(…素敵な旅館。今日はここに泊まるんだ)




心を躍らせながら家康の後を追う





旅館に入ると笑顔の女将さんたちが迎えてくれた。



部屋へと案内された後、食事まで少し時間があるということで先に湯浴みすることになった。





京都らしい庭を眺めることができる大きな露天風呂を満喫した私は軽い足取りで部屋へと向かった。





部屋の襖を開けようとしたとき、ぽろっと何かが落ちた。




(あ……)





そう、それは宿に来る前に光秀さんと政宗に渡されたものだった。





(わ…忘れてた。宿に着いたし、渡さなきゃっ)





私は落としたものを拾い、顔を上げると
突然襖が開き、湯上りの家康が目に飛び込んできた。




「うわぁっ…び、びっくりした」



「…びっくりしたのはこっち。ところで、何それ?」





家康が私の手元に視線を向ける。





「あっ…これ、実は――――…」









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