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ありがとう。

第2章 恋







『どうぞ』



渋谷「お邪魔します。」



『散らかってますけど・・・』



渋谷「むっちゃ片付いてるやん!!あ、すまん。ありがとうな。ほな。」




『あ!!そうや!!ちょっと一緒に飲みません?あ、でも・・・もうお疲れですよね?』



渋谷「別に、俺はええけど。ええの?」




『あーはい。今日は、むしゃくしゃしてて』




渋谷「そんな日もあるなぁ。俺も、そやって今日ツレんとこ行ったもんな。」



『そうなんですね。あ、ビールでいいですか?』



渋谷「おう。お疲れさん」



『お疲れ様です。』



そう言って缶ビールで乾杯した







『ちょっとだけおつまみも買ったんで良かったら食べて下さいね』



渋谷「あ!!これ俺も好きやねん。うまいでなー」



『ですよね!友達には、オッサンやんって言われるんですけどね』



渋谷「オッサンか・・・」



『あ、いえ。そんなつもりで・・・』



渋谷「まぁーええ歳やもんな。俺。」



『そうなんですか?全然見えないですよね』



渋谷「もう30やで」



『え!?!?』



渋谷「え?もっとオッサンやと思った?」



『いや、逆です。もっと若いと思ってました・・・』



渋谷「なんもやらんで?笑」



『そ、そんなつもりで』



渋谷「いくつなん?」



『あたし22です。こないだ大学卒業しました。』



渋谷「えぇ!?そんな若かったん?」



『老けて見えました?』



渋谷「いや。大人びてんなぁって」



『そうですよね。よく言われるんですよ。ほんま仕事も恋愛もうまくいかんなぁー』




お酒が入ってることもあって、本音が出てしまった





渋谷「そのうちええ人見つかるって」




『そうかなぁ・・・あ!ごめんなさい。こんな話』



渋谷「ええよ。てか、隣のヤツ大丈夫なん?」



『実は・・・この前は、自転車で着いて来て・・・』



渋谷「ほんま腹立つなぁ!!なんかあったら言えよ。」



『ありがとうございます。』







1時間程うちで飲んだ






渋谷「明日早いから帰るわ」



『はい。ほんまありがとうございました』



渋谷「ええよ。ごちそうさん。」



そう言って玄関に向かった









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