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ありがとう。

第2章 恋





事が終わり―




『ごめんなさい』



渋谷「謝らんでええよ。お前は、悪ない。」





そう言い残して、渋谷さんは部屋を出た







ほんまアホやな





あたしは、渋谷さんに何を求めてたんやろ








その日から、渋谷さんと会わんようにした






一晩だけの恋





成り行きでとかいうやつ






うん。そやな!!






弱ってたから、可愛そうやと思ったんやわ。




きっと




な。







あたしは、忘れようと頑張った






でも、優しさを忘れることは、出来んひんかった






久しぶりに感じた優しさ











忘れたいって思えば思うほど



会いたくて




会いたくて













あたしは、ここまで来てやっと気付いた







渋谷さんのこと好きなんやって







アホやな。







そんな人にキスして






軽い女って思われたやろなぁ








心のどっかで元彼より、渋谷さんへの気持ちが上回ってた









そんなこと考えてたら、インターホンが鳴り




チェーンをかけたまま、そっとドアを開けた







「こんばんわ。あんちゃん」





そう言ったのは、隣のオタクやった




『なんですか?』



オタク「い、い、い、いや。その・・・ごめんなさい。迷惑かけて」



『もういいです。じゃー・・・』



オタク「ぼ、ぼ、ぼ、僕引っ越しするから。粗品を・・・」




そう言って、ドアの隙間からお菓子の箱を入れて来た




『あぁ・・どうも』



オタク「じゃー」






そう言って、帰って行った







はぁ・・・






心のどっかで、期待してる自分がいてることが腹立つ!!







あたしは、週末友達と遊ぶ予定を入れた









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